今年も本格的な花粉飛散のシーズンを迎えました。
だんだん暖かくなるのは嬉しいですが花粉の影響を受け
やすい方にとっては、憂鬱な季節でもありますね。
花粉による刺激というと、くしゃみや鼻水、
目のかゆみなどを思い浮かべる方が多いと思いますが、
肌トラブルの原因にもなっていることをご存知ですか?
■肌のバリア機能の低下による肌荒れ
花粉の刺激による肌荒れには、皮膚のバリア機能が深く関係しています。
バリア機能は皮膚の一番外側の角層部分に備わっていて、肌内部のうるおいが逃げないように守るほか、外部の刺激から体を保護する役割があります。
しかし、肌の乾燥などによって角層の細胞同士にすき間ができてしまうと、バリア機能が弱まり、肌は外部の刺激に対して敏感になります。
特に、スギ花粉のシーズンである2月~4月は、空気が乾燥しているため肌は乾燥しやすく、皮膚のバリア機能が低下しやすい季節です。
バリア機能が低下した皮膚には花粉も刺激となり、アレルギー反応が生じやすくなります。
その結果、肌のかゆみや湿疹、赤みといったトラブルが起きてしまうのです。
特に、顔や首など、肌が常に露出しているところは、花粉が直接付着しやすい部分。
皮膚トラブルを予防するには、花粉が肌に付かないように皮膚を守ることが大切です。
■花粉対策
花粉が多く飛散する時期に、その影響を完全に避けることは難しいかもしれませんが、花粉の影響を減らし、
肌トラブルを防ぐための工夫はできます。
①花粉が肌に付かないようにする
花粉の時期は、外出時にはマスクやメガネ、帽子などを着用して、花粉が肌に付着するのを防ぎましょう。
これらのアイテムを活用することで、肌への花粉の接触を減らすことができます。
また、衣服に付着した花粉を防ぐために、滑らかな素材の衣類を選ぶことも重要です。
帰宅後は、衣服や髪の毛に付いた花粉をしっかり払い落とし、顔に付着した花粉も早めに洗い流しましょう。
■馬油でできる花粉対策
皮膚のバリア機能を保つためには、乾燥を防ぐための適切なスキンケアが重要です。
洗顔後や入浴後には、しっかり保湿ケアを行いましょう。
人の皮脂に似て肌馴染みがよく、保湿成分も豊富な「こうね馬油」でのケアがおススメです。
朝起きて洗顔を済ませた後、まず馬油でスキンケア。
そして、外出する直前に綿棒を使って鼻の穴にも馬油を塗ると、比較的快適に過ごせるというお声もいただいています。
また、帰宅後にもすぐに洗顔をして花粉をしっかり洗い流し、馬油で保湿ケアしましょう。
洗顔には、肌への刺激が少ない天然成分由来の石鹸がおススメです。
●サンキュー石鹸 無添加こうね馬油石鹸《コールドプロセス製法》
また、ティッシュで鼻をかむ回数も増えるこの時期。
鼻周りの肌が赤くなってヒリヒリすることもあります。
原因は、ティッシュが肌の油分を吸収して、肌を乾燥させてしまうこと。
鼻周りの肌が常に乾燥肌状態なので、バリア機能が弱まってしまいます。
そんな時も、こまめに鼻の周りを馬油でやさしく保湿ケアしましょう。
馬油は昔から肌の民間治療薬として使われていました。
ぜひ上手に活用して、快適な花粉シーズンを過ごしてくださいね。