
「馬油を使ってみたいけど、具体的にどう始めればいいの?」
「馬油にも種類があるって本当?」
そんな疑問を抱える方に向けて、部位ごとの違いや塗り方のポイント、選び方のコツなど、より詳しくご紹介します。この記事を読めば、初めての馬油ケアでも安心してトライできるはずです。
1. 馬油ケアはシンプルで続けやすい
1-1. まずは“使ってみる”ことが大事
- 馬油1本でも高い保湿力を期待できるため、複雑なステップを踏まなくてもOK。
- コストパフォーマンスが良く、長く続けやすいのも嬉しいポイント。
1-2. 肌の“土台”が整っていない方へ
- 馬油は油分なので、肌の水分量が不足している方は、最初は化粧水と併用するのがおすすめ。
- まだ肌バリアが弱い方は、馬油を塗った後にしっかりと水分を与えることで、潤いを閉じ込めやすくなります。
ポイント: 「馬油だけで大丈夫?」と不安がある方は、馬油で肌を整えた後に、既存の化粧水や美容液を軽く使って、徐々に慣れていくと安心です。
2. 部位別の塗り方&使用量のポイント
2-1. 顔全体:夜のケア
- 洗顔またはクレンジング
- メイクや汚れを落とし、清潔な肌を用意。
- 馬油を手のひらで温める(パール粒大目安)
- 馬油は伸びが良いので、まずは少量から。
- 化粧水で水分補給(初心者向け)
- 水分が不足している方はここで化粧水を使って潤いを補います。
- やさしく押し込むように塗る
- 乾燥が気になる部分(目元・口元など)は馬油を重ねづけしてみてください。
2-2. 顔全体:朝のケア
- 軽めの洗顔
- 寝ている間の皮脂やホコリを優しく洗って肌をリセット。洗いすぎ注意。
- 化粧水で水分補給(初心者向け)
- 夜同様、乾燥が強い方は馬油の後に化粧水を補ってください。
- 馬油を少量(米粒大から小豆大)を薄くなじませる
- ベタつきが気になる場合は、さらに量を調整。
- メイクをするなら少し待つ
- 馬油 (+化粧水)が肌になじむまで1〜2分程度置くと、ファンデーションがムラになりにくい。
2-3. ボディ・髪・唇など
- 唇:リップクリーム感覚で。乾燥しやすい季節にもおすすめ。
- 髪先や頭皮:毛先のパサつきを抑えたり、頭皮マッサージ用に少量使うのも◎。
- かかと・ひじ・手荒れ:硬くなった部分にも適量を塗り込み、靴下や手袋をして寝るとしっとり感がアップ。
3. 馬油にも“部位”による違いがある?

3-1. 一般的な馬油と「こうね生馬油」の違い
馬油は、馬の脂肪から抽出されるオイルですが、実はどの部位から採取するかで品質や希少性が変わることがあります。その代表的な例が「こうね生馬油」です。
種類 | 特徴 | 価格帯 |
---|---|---|
一般的な馬油 | – 食用の馬から得られる脂肪を中心に精製- 比較的入手しやすい- 数百〜数千円程度の商品が多い | 幅広い。プチプラ商品もあれば、高品質な馬油も存在 |
こうね生馬油 | – 馬のタテガミ周辺など、特定の希少部位から採取- 量が非常に限られている– より高い保湿力が期待されるとされる | 価格はやや高め。高品質とされるぶん、数千円〜1万円以上の商品も |
- 一般的には「希少部位ほど馬油成分の純度や保湿力が高い」と言われる一方、それを証明するためには製造元のこだわりやホームページなどの確認が大切です。
3-2. 馬1頭から採取できる量
- 一般の馬油:馬1頭から200kg以上採れることも。
- こうね生馬油:馬1頭からわずか数kg程度しか採れないことも多く、希少性が高い。
ポイント: 「まずは品質の良い馬油を使いたい」という方は、製法や産地情報をチェックし、こうね生馬油のような希少部位を使った商品を試してみるのも◎。
4. 品質に合わせた価格帯&保管方法
4-1. 品質を重視して選ぶ
- 高品質=高価 とは限りませんが、希少な部位を使った商品はやや高めになる傾向があります。
- 馬油は化粧品の中でも比較的“全身に使えるマルチアイテム”なので、最初から品質の良いものを使う価値は十分にあります。
- 食用基準を満たしていると、肌に直接ご使用いただく際にも、刺激を最小限に抑え、敏感なお肌の方でも安心してお使いいただけます。
4-2. 保管のポイント(酸化対策)
- 直射日光を避ける
- 遮光性の容器に入っているか、日陰・涼しい場所に保管。
- 高温多湿もNG
- 冷蔵庫保管がおすすめ。固くなった場合は、常温で少し置けば柔らかくなる。
- 変色や異臭がしたら要注意
- 酸化が進んだ可能性があるので、買い替えを検討してください。
5. 馬油を使う際の注意点
5-1. パッチテストで様子をみる
- 敏感肌の方は腕の内側や耳の後ろで少量テスト。
- 赤みやかゆみが出た場合は使用を中止し、必要に応じて医師に相談。
5-2. スキンケア中の“変化”に敏感になる
- 馬油の使用量やタイミングを調整するだけで、ベタつきや乾燥が変わることが多いです。
- 「ちょっと油分が多いかも?」と思ったら、化粧水の量を増やしたり馬油を減らすなど、柔軟に対応してみましょう。
5-3. 医療行為の代わりにはならない
- 馬油はあくまでスキンケアのサポート的存在。
- 深刻な炎症やアトピーなどをお持ちの方は、まず医師の診断を受けてから取り入れてください。
6. 続けるためのヒント
ヒント | 内容 |
---|---|
毎日の習慣化 | – お風呂上がりや朝の洗顔後など、使うタイミングを固定すると迷わず続けやすい |
部位ごとの使い分け | – 顔は馬油+化粧水、体は馬油だけなど、パーツごとに調整してみる |
使い方を微調整 | – ベタつくと感じたら使用量を減らす、水分不足を感じたら化粧水を併用する |
定期的に状態チェック | – 「肌がしっとりしてきた」「かかとの角質が気にならなくなった」など、ポジティブ変化を記録することでモチベーションアップ |
質の良い商品を選ぶ | – こうね生馬油など希少部位使用の商品や信頼できるメーカーをリサーチしてみる |
7. まとめ

- 最初はお使いの化粧水と併用しつつ、徐々に馬油ケアに慣れていく
- 部位ごとの違いや、こうね生馬油などの希少部位にも注目
- 保管は冷暗所を意識し、変色や異臭がないかこまめにチェック
- 使用感が合わないと感じたら、量や順番を調整するだけで改善する場合も多い
「まずは試してみたい」と思ったら、品質の良い馬油を選び、化粧水をうまく取り入れながら続けてみてください。慣れてくると、いろいろな部位に応用できて、スキンケアが驚くほどシンプルになるはずです。馬油ケアで、あなたの肌本来の力をしっかりサポートしてみましょう!
次回予告
次回は、「肌荒れ・乾燥対策に効く? 馬油の実例レポート」 をお届けします。
実際に馬油を使ってみた方の体験談や、どんな肌トラブルに効果を感じやすいのかなどをご紹介予定です。お楽しみに!