
3月に入り、少しずつ気温が上がり、梅の花が咲き始めると、「春が来たなぁ」と感じる瞬間が増えてきます。しかし、そう思った途端に急激な冷え込みが訪れ、冬の寒さがぶり返すことも。朝晩の気温差に体がついていけず、体調を崩す方も多い時期です。
「花冷え」とは?
「花冷え(はなびえ)」とは、桜が咲くころに一時的に寒さが戻ることを指す言葉で、春特有の気候を表します。俳句では春の季語としても使われる、美しい日本の表現です。
花冷えの特徴
- 桜が開花した頃に、一時的に冷え込むこと
- 冬の厳しい寒さが和らぎ、春らしさを感じた後に、また寒さが戻る現象
- 3月下旬から4月上旬の、お花見の時期に使われる言葉
春は「もうすぐ暖かくなる」と思いきや、寒暖差が激しく、冬と春を行ったり来たり。こうした変化に、私たちの肌も大きな影響を受けています。
春冷えと肌の関係
急激な寒さにさらされると、肌は体温を守るために毛穴をキュッと引き締めます。これにより、全身の血流が滞り、手足の冷えを感じることも。特にこの時期は以下のような肌トラブルが起こりやすくなります。
春冷えが引き起こす肌トラブル
- 血流の低下によるくすみや乾燥
気温が下がると血管が収縮し、肌への栄養や酸素の供給が滞ります。その結果、肌のターンオーバーが乱れ、くすみや乾燥を感じやすくなります。 - 皮脂の分泌量が減少し、バリア機能が低下
毛穴が閉じることで皮脂の分泌が減り、肌のバリア機能が弱まります。春は花粉や黄砂が多い時期でもあり、外的刺激に敏感になるため、肌荒れやかゆみが起こりやすくなります。 - 寒暖差による肌ストレス
急激な温度変化は、肌に大きなストレスを与えます。特に年齢とともに肌の適応力が低下し、乾燥や赤みなどのトラブルが出やすくなる時期です。
春冷え対策|馬油を活用したスキンケア&ライフスタイル
寒暖差の激しい春こそ、肌を守るケアが重要です。以下のポイントを意識して、健やかな肌を保ちましょう。
馬油でしっかり保湿&バリア機能強化
春は乾燥しやすく、外部刺激にもさらされやすい時期。洗顔後、すぐに馬油を少量なじませることで、肌の水分蒸発を防ぎ、しっとりとした状態をキープできます。また、馬油は肌の血行を促進する効果もあり、春冷えによるくすみ対策にも◎。
おすすめケア方法
- 洗顔後すぐに馬油を塗布し、保湿をキープ
- 花粉や黄砂から肌を守るため、朝は薄く塗ってバリアを作る
- 夜はたっぷり塗って、寝ている間にしっかり保湿
お風呂で温まり、血流を促す&アロマでリラックス
帰宅後は、ぬるめのお湯(38~40℃)にゆっくり浸かり、冷えた体を温めましょう。血行が促進され、肌の代謝が上がり、くすみや乾燥の改善につながります。さらに、精製純度の高いアロマオイルを湯船に数滴垂らせば、香りの効果で心までリラックス。ラベンダーやゼラニウムなどのアロマは、心を落ち着かせながら、肌のコンディションを整えるのにぴったりです。
ポイント
- 入浴後、すぐに馬油をなじませて保湿
- 首や肩をしっかり温め、全身の血流を良くする
- アロマオイルで心と肌を整えるリラックスタイムを演出
栄養バランスを整えて、内側から肌ケア
春冷えによる肌の不調を防ぐには、ビタミンやミネラルを意識的に摂ることも大切。特に、ビタミンE(血行促進)、ビタミンC(抗酸化)、オメガ3脂肪酸(肌の潤い維持)を含む食品を取り入れましょう。
おすすめ食材
- ビタミンE:アーモンド、かぼちゃ、アボカド
- ビタミンC:いちご、キウイ、ブロッコリー
- オメガ3脂肪酸:サーモン、くるみ、亜麻仁油
春本番はもうすぐ!今のうちにしっかりケアを

春は寒暖差が激しく、肌にとってもストレスの多い季節ですが、適切なケアをすることで健やかな美肌を保つことができます。
春冷えに負けず、美しい肌を守るために…
- 馬油でしっかり保湿し、バリア機能を強化
- お風呂で体を温め、血流を促進&アロマで心もリラックス
- 栄養バランスを整え、内側から肌ケア
寒さと暖かさを行ったり来たりしながら、少しずつ春が近づいてきています。あともう少しの辛抱!しっかりケアして、春本番を美しい肌で迎えましょう。
今回は緊急特別ブログ!
次回も季節に合わせた【春の馬油美容】をテーマにお届けします。花粉の飛散が本格化するこの季節、「こうね生馬油」を先に塗る新発想で肌バリアを守る方法をいち早くご紹介。外的刺激からお肌を守りながら、春ならではのトラブルに負けない健やかビューティーケアをぜひチェックしてくださいね!